代理婚活が盛んな日本の将来は?理想の婚活スタイルを考える

代理婚活

【婚活のあるべき姿を考える】

最近目につくようになった代理婚活という言葉。その背景に見る日本の社会の課題と婚活のあるべき姿について考えてみました。

【代理婚活の背景】

私たちが結婚相談所を初めて5年目になります。この業界では後発になります。その頃にささやかれた「親の代理婚活」の言葉。

その背景は、なかなか結婚しない若者の理由の中に経済的な問題があります。

つまり、男性の場合は

・将来の年金の不安

・自分の収入が増えない

といったような現状からとても家族を養うことができないと考える人が多く、結婚に一歩を踏み出せないのです。

一方で女性の場合は、ネット上でささやかれる結婚に必要な年収は400万円だとか600万円だとかの数字を見て「理想のお相手」の条件として年収を組み込んでおられます。でもそのような男性は1割に満たない存在なので、結婚に結びつかない現状があります。

このようなことが「結婚産業」を低迷させる原因となっているのです。

例えば結婚式場では、その昔は大々的に開催されることが流行っていましたので、それなりに広い会場や派手な演出をサポートしてきました。

しかし、今や先ほどの経済的な理由で結婚そのものが低迷しているため、高額な結婚式が敬遠されることからビジネス的に成り立たない状況となっています。

そんな中で、結婚業界が目を付けたのが、適齢期を迎えた男女の親御さんなのです。

子供さんは経済的に苦しいのでお金がありません。しかし、その親世代はお金を持っているのです。

つまり、お金を出す人に対してアプローチをするというマーケティング理論からすれば全く正しい活動だとも言えます。

しかし、私は「結婚」を産業ととらえること自体に疑問を持っています。

【私たちのところにかかってきた電話】

あるとき、私どもの相談所に一本の電話がかかってきました。

「あんたのところで親の代理婚活をやってないか?ワシが入りたいんやけど」

と男性からの電話でした。

「どうされましたか?」

と聞くと

「ウチの息子が自分の代わりに嫁を探してきてくれと言いよるんや。ワシが決めた女性なら結婚してもエエとか言って。ワシがあんたのところに入会して、ワシが嫁を探したいんや」

と予想もしない言葉が出てきました。

私が

「ところで、息子さんは結婚したいと思っておられるのですか?」

と聞くと

「思ってないからワシが見つけるんや」

と。

うちでは代理婚活はやっていないので、息子さんが結婚したいという気持ちになったら一緒にお越しくださいとお断りさせていただきました。

なんだか背筋に冷たいものが走った記憶があります。

これが戦前の日本であれば、親同士が決めた相手と結婚するということもあったかと思いますが、今の時代にもこのような考え方があるのだということを知りました。

確かにまだその時代の人も生きておられるわけですから、ないこともないかぁとその時は思っていました。

しかし、最近の新聞紙上に踊る「代理婚活」の文字を見て、不安を感じたのでその思いをここに記すこととしました。

【親子だからわかっているという誤解】

親御さんがお子さんのことを心配し、幸せになってほしいと願う気持ちは理解できます。しかし、結婚という極めてメンタルなこれが、社会主義や共産主義社会ならそうかも知れません。しかし、日本のような自由主義社会でそこまでお子さんの将来を決める権限が果たして親にある時代なのでしょうか?

「早く孫の顔が見たいから」とか「子供のことは親が一番わかっているから親が婚活をするのが手っ取り早いのだ」といったような声が聞かれますが、それでいいのでしょうか?

だって、親御さんが孫の顔を見たいと思ったところで、娘さんが子供を産めない状態かも知れないのです。娘さんの幸せは子供を産むことなのでしょうか?

「子供のことは親が一番わかっている」というのも怪しいものです。

それは「わかったつもり」になっているだけなのです。

私たちが使用している個性診断の結果によると、親子だからと言って同じ「個性」であることはありません。これが誤解の基なのです。

「わかっているつもり」は勝手な判断なのです。

「個性」という立場から見ると、親子だったとしても異なる個性を持っているものなのです。確かに似通った方はいますが。

そのことが意味するものは、親御さんが「こうなれば子供は幸せだ」と考えていることを必ずしもお子さんがそうとは思わないということなのです。

ましてや、成人したお子さんの考え方を理解しようとはしない、あるいはわかっていない親御さんが多いことを代理婚活の盛況をみるにつけて感じるのは私だけではないと思います。

【日本の社会を映す代理婚活】

女性は「子供を産む機械」ではないと私は考えます。国会議員の中にはそう考えておられる方もいらっしゃいます。

また、お年寄りが持っている「タンス預金」を吐き出させるという日本政府の思いと合致するところもあるのかも知れませんが、その目標を達成するための手段としてふさわしいものとは思えないのです。

右肩上がりの産業が低迷していた時期から、今は少し盛り返してきているようです。しかし、着実に社会は「物」を重視することから「こころ」を重視する社会に変化しています。

それにも関わらず、「少子高齢化で働き手が少なくなるので女性に働いてもらいたい」と言ってみたり、「女性が子供を産んでくれないから少子化が進むのだ」と言ってみたり、一体日本はどこを向いているのかがわからなくなってしまいます。

人口が減少するのであれば産業も減少するのは当たり前のような気がします。

その規模感でいかに幸せな社会を築けるかを考えるべきなのでしょう。

しかし多くの方は考えます。

働けなくなったお年寄りを若者が助けるべきだ。そのためには一人でも多くの若者が必要だと。

本当にそうでしょうか?

「お金」がないと幸せにはなれないのでしょうか?

その昔、お金がなくても幸せに暮らしていた時代があったはずです。

老若男女を問わず、幸せに生きる社会を目指すとき、「こころ」を大切にすることが浸透していくべきだと思うのです。

【幸せな社会を創る婚活を目指して】

私どもの男性会員の方で年収の低い方がいました。

しかし、ちゃんとお出会いがあってご成婚されて幸せに暮らしていらっしゃいます。

お金はいらないとは言いませんが、それがすべてではないのです。

結婚相談所の経営がうまくいかないから、お金を持っている人に払ってもらうことを考えるのではなく、一人でも多くの人に幸せになってもらうためにどのようなサービスを提供すべきかを考えるべきだと私たちは考えています。

婚活というのは、家電製品を購入する活動とは次元が異なるのです。

お互いの意志が合致することが必要なのです。

つまり、「こころ」と「こころ」がつながることが大切です。

「幸せな社会は幸せな家族から

幸せな家族は幸せな夫婦から」

これが私たち「ホントウの婚活」が目指す姿なのです。

幸せって何?それは人それぞれに異なります。

あなたの親御さんが考える幸せではなく、「あなた」が考える幸せを追求しましょう。

あきらめる必要はありません。

親御さんに頼る必要もありません。

あなたが幸せになるための結婚をするための婚活が理想のスタイルなのです。

あなたが幸せな結婚にたどりつけるよう、応援しています。

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