男性が婚活をためらう理由の一つに年収の低さが挙げられます。
ネットでの情報でも結婚相手としての年収は600万円以上が理想、などと書かれていますしね。
結婚したいけど、結婚しても生活していける自信がないので結婚しない、そんな決断を”勝手にしているあなたに読んでいただけたら嬉しいです。
お届けするのは大阪市中央区の結婚相談所マナマナでカウンセラーをしています坂田芳弘です。
大阪のちいさな結婚相談所マナマナは小規模ですが8万名程度(2022年9月現在)の会員数を誇る日本結婚相談所連盟に所属しています。
大阪から全国へオンラインで活動を展開している成婚率が約40%の結婚相談所です。
私たちのところにご入会いただいた信治さん(仮名)。この方の結婚相手が見つかるまでには時間がかかるかなぁと感じていました。その理由は年収が300万円台だったからです。傾向として、年収が300万円台の男性へのお見合いのお申込みは少ないのです。
でもその予想に反して彼は1年以内にご成婚退会。
なぜ信治さんは結婚相手を見つけることができたのでしょう?
いや、正確には”見つけてもらった”のかも?
確かに年収300万円台での婚活は厳しいものがありますが、それでもご成婚される方はいらっしゃいます。
私たちもはっきりとした理由はわかってはいませんが、ここに信治さんの活動をご紹介します。
最初にお話ししたのはご両親
「無料相談に伺いたいのですが・・・」という電話を受けてお待ちしていると、お越しいただいたのはご両親でした。お話を伺うと、二人の息子さんのうち、弟さんのご相談でした。
どうもお兄さんは積極的な方なのでご自身でお相手を見つけてこられたとのこと。
しかし、控えめな性格の弟さんはなかなか自分で見つけることはできなさそうだと感じたご両親がご相談に来られたのです。
確かに聞くと親御さん自慢の好青年の様子。
でも、ひょっとしたら親御さんの希望的側面も多いのかなぁとの疑問も頭をよぎりました。
このようにご両親だけでご相談に来られた場合は結局ご本人は来られない場合が多いのです。
ひょっとしたらそうかなぁと思いつつ、
「では今度はご本人と一緒にお越しいただけますか?」
とお願いしたのでした。
ご本人と会ってみると
今度はご両親と一緒にご本人にお越しいただきました。
確かに物腰の柔らかい、マラソン好きの好青年でした。
多くは望まず、ただ走ることが趣味。
そしてご両親想いの素直な青年、というのが私の第一印象でした。
なんとく”押しの弱さ”を感じましたが、このような信治さんの良いところをわかってくれる女性と出会えたらなぁと感じ、ご入会いただくことになったのです。
しかしネックはやはり年収が300万円台だということ。
いくら信治さんがいい人でも、プロフィールを見てお申込みしていただく女性がどれほどいるのかは不安でした。
そんな私たちの不安を知る由もなく、信治さんはご入会契約書にサインしていただいたのです。
お見合いのお申し込みを断りました
ご入会して間もなく、そんな信治さんのことを探ってくる相談所さんがありました。
いろいろ聞かれましたが、やはり気になることは年収だとのこと。
「300万円台だとありますが、300万円台の前半ですか?それとも後半?」
とのご質問をいただきました。
思わず私は聞き返したのです。
「それは300万台前半ならお見合いは申し込まないけど、後半ならお申込みいただけると言うことですか?」
「そうです」との返事が。
私の答えはこうでした。
「お金で人の価値を判断するような方に、お申込みいただきたくありません」
と。
実際、信治さんは純粋な方です。
その信治さんをお金でしか評価しない方とは結婚してほしくはなかったのです。
予想もしなかった出来事が・・・
そんな信治さんの活動が始まりましたが、やはりなかなかお申込みがありません。
信治さんからもお申し込みをされますが、なかなか受けてはいただけません。
それでも2度ほどお見合いが成立して会っていただいたのですがお断りされる結果となりました。
そんな中、信治さんのお母様が急逝されたのです。
あんなに信治さんの結婚を楽しみにされていたのに・・・と残念な気持ちになったのは私たちだけではなかったのでしょう。
私たちの結婚相談所には休会というシステムがあります(会費を支払わなくてもいい期間です)が、その制度を使うことはなかったのです。
相変わらずお申し込みを断らることが続いていたある日、私は信治さんをお気に入りに入れていただいている女性を見つけたのです。
私たちのシステムの特徴ですが、活動している方が気に入った方を「お気に入り」に登録すると、その方のところへ「あなたをお気に入りに入れていますよう」という連絡があるのです。
その女性を早速信治さんに紹介してお見合いのお申し込みをするように伝えました。
背中を押したのは誰?
お見合いを申し込んだらすぐに受けていただいた彼女とはとんとん拍子にお話は進んでいきました。
お見合いをしたらお互い意気投合して交際にはいりました。
まだ2度目のデートの時だったと思いますが、信治さんから電話が入りました。
「真剣交際へ移行するにはどうするのですか?」
私たちの仕組みでは、お見合い→仮交際→真剣交際→ご成婚という手順を踏みます。
つまり、真剣交際というのは結婚する前の段階です。
そこに移行するのに、2回目のデートでとは早すぎるなぁと感じたのです。
ここは慎重にならないと・・・と感じた私は彼女の相談所へ確認したのです。
「信治さんが真剣交際を申し込んだら彼女は受けていただけますか?」
すると先方の相談所の方は
「受けますよ!」
と。
その後、順調に交際を続けて気がつけばご成婚退会までに1年はかかっていませんでした。
なんだか急逝されたお母さまがお二人の背中を押したような気がしていました。
後ほど信治さんが彼女を連れて挨拶に来てくれた時に彼女にお礼を言いました。
「あなたがお気に入りにいれていただいたおかげでここまでこれました」
すると彼女の答えは
「そうでしたっけ?」
・・・・忘れてる!・・・
次の私の質問は、
「信治さんのどこが良かったですか?」
彼女の答えは
「第一印象で、プロフィールを見たときから決めていました」
でした。
やはり私にはお母さまが後押ししたとした考えられないのです・・今だに。
今の年収は関係ありません
彼女のお仕事は保険会社勤務でファイナンシャルプランナーの資格もお持ちだとのこと。
将来のマネープランを立てるのはお手のものなのでしょう。
その時に感じました。
信治さんは実家からお仕事に通っていて、趣味もマラソン。
今の生活にそれほどお金は必要ないのです。
年収を考えるのに必要なことは、二人がどんな生活をするのか?から決めること。
そのために年収が足りなければ仕事を変わればいい!
そんなお話をしようかと思っていたのですが、そのあたりはFPの資格を持つ奥様がコントロールしていただけるものと感じました。
その後のご様子もご連絡いただきますが、本当に幸せな人生を歩んでおられますよ!
今の年収を嘆くのではなく、二人でこれからの人生をデザインしていくその過程で必要なお金をどうやって得ていくのかを一緒に考えてくれるパートナーと出会うことは大切なことなのです。
大切なことは、あなたが本気で結婚したいと決心すること。
そして年収ではなく、そのお相手が本当にあなたが人生を託せるパートナーかどうか判断することです。
今回紹介した物語があなたのお役に立てたのなら嬉しいです!
そして、何かピン!ときたものがあれば遠慮なく私たちの無料相談をご利用くださいね!
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私はあなたが幸せな結婚生活をおくることを応援します。
ぜひあなたの個性がホッとできる人生を歩んでください!
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