結婚相談所で婚活するブログ｜お試しの後に本物が来るってどういうこと？

婚活に限らず、「必ず」って言いきれないものですよね。
だから、結婚相談所に入って婚活を始めたからと言って必ず結婚できるなんて誰も言い切ることはできない。
そう思いますよね？

でも私たちの経験から言うと、無事ご成婚にこぎつけた方は「あきらめなかった人」なのです。

そして「お試し」の後には「必ず」本物が来るということ！
このこと、あなたは知ってます？

お届けするのは大阪市中央区の結婚相談所マナマナでカウンセラーをしています坂田芳弘です。
大阪のちいさな結婚相談所マナマナは小規模ですが8万名程度（2022年9月現在）の会員数を誇る日本結婚相談所連盟に所属しています。
大阪から全国へオンラインで活動を展開している成婚率が約40％の結婚相談所です。

この記事は「あきらめなかった人」の婚活の物語です。
あきらめなかった人の共通点は
１．お試し期間を乗り越える
２．人として成長できた方
でした。

この記事で出てくる名前は仮名ですし、使用している写真もこの方のものではありませんことご了承ください。
この記事があなたの参考になれば嬉しいです。

Table of Contents

なんとなくご入会いただいた素子さん

私たちが結婚相談所を開業して最初の頃にご入会いただいた方々の中に、素子（仮名）さんはおられました。
おとなしくて清楚な感じの方でおっとりされています。
確かご入会いただいた時は35歳くらいだったと思います。

当時、私たちは積極的に活動していくためのコースとからじっくりご自身のペースで進めていくものなど、3つのコースでサービスを提供していました。

素子さんが選んだのはもっともご自身のペースで進めていける「マイペースコース」でした。
つまり積極的な活動ではないので、私たちもご本人の活動を見守ることにしました。

お見合いをする気配もなく時がすぎました。

結婚相談所に登録した当初はお見合いの申込は来るものなのです。
素子さんにも同じようにお申込みは来ていました。

が、なかなか受けるでもなく、ご自身でお申込みをされるわけでもなく月日が過ぎていったのです。

「もし、本当に結婚する気持ちがないのなら、無駄にお金を使って結婚相談所に居続けなくてもいいですよ」

そんな言葉を投げかけたのは素子さんが登録されてから2年目の活動に入るころでした。

それからは少しずつお見合いのお申し込みをしたり、お申し込みを受けたりの活動が進んでいきました。
が、文字通りの「マイペース」は変わりません。

エンジンがかかった3年目！

ようやく本気で結婚する気になったのかなぁ？と感じられたのは3年目の活動に入ったころでした。
やはり30代のうちに結婚するというお気持ちが強かったようです。

素子さんの活動の特徴は、交際に入るとその期間が長いと言うことです。

通常、結婚相談所での活動の中での交際期間は3ヶ月が目途とされています。
これは「本気で結婚する」つもりで活動しているのなら、お相手が結婚する相手かどうかは3ヶ月もお付き合いすればわかるだろう、というような背景によるものです。

しかし、交際のお相手も含めてなかなか結論がでず、交際期間が長くなるのが素子さんの活動の特徴でした。

男性からのアプローチが通常なのですが・・・

婚活をリードするのはやはり基本は男性です。例えばプロポーズもそうですね。
しかし、素子さんが交際する男性はなかなか積極的にアプローチしてくれません。
私どもがお相手の相談所様にご意向を確認することもしばしば。

そして、そろそろ結論を出さなきゃねぇというとき、つまり交際に入って半年くらい経過した時にお相手の意向を伺うと交際が終了してしまうというパターンが続きました。

素子さんのお相手へのご希望は、なるべく実家から近所にお住まいの方、というようなご希望がありました。

ある時、素子さんにとっては遠距離となるところにお住いの方との交際がそろそろ半年になるなぁという時期を迎えました。

「確かに条件的には希望にそぐわないところもあるけど、この方との結婚を意識してみたら？」と次のステップへ移行するように進めたものでした。

私たちの意見を汲んでいただいた素子さんは、遠距離だけど嫁ぐ意思を固めたのでした。

「お試し期間」でした

素子さんは自分が住むであろう街の様子を確認することを目的とするデートが増えてきました。
「これは本気だ！」
と私たちも感じたので、先方の相談所の方と以降の進め方の確認を行いました。

私たちの基本パターンは

男性からプロポーズ
両家への挨拶
ご成婚

となっていて、このパターン通りですすめて行くことを確認したのです。

その間に住む場所や結婚式までの段取りを二人で決めていくということになります。

そのように進んでいくはずでしたが・・・進みませんでした！

そう、男性の方がなかなかプロポーズをしてくれないのです。
どうも男性からしてみると、真剣に交際するステージへ進んだことがプロポーズだと思われていたようです。
しかし、私どもからすればきっちりとした場所でしっかりと男性の気持ちを表明してもらうことがプロポーズだと考えていましたので、そのことを相談所を通じてお伝えすると、交際終了の申し出が来たのです。

素子さんは大変落ち込んでいた様子でした。
そりゃそうですよね、自分がもっとも外したくない条件を外してでも結婚する意思を固めていたのですから。