はじめに
「結婚のこと、誰に相談したらいいの?」
そんな悩みを抱える人が増えています。
家族や友人には話しづらい。
かといって、いきなり結婚相談所に行くのも勇気がいる──。
この記事では、婚活のプロが結婚相談の正しい進め方をお伝えします。
あなたが「相談してよかった」と思える一歩を踏み出すために、具体的な相手・方法・考え方を整理していきましょう。
結婚相談とは?|悩みを“共有”することから始まる
「結婚相談」と聞くと、多くの人が“結婚相談所”を思い浮かべます。
しかし本来の意味はもう少し広く、**「結婚に関する悩みを他者と共有し、方向性を見出す行為」**のことを指します。
相談内容には、次のようなものがあります。
- 出会いがない
- 相手との関係が進まない
- 親や家族との関係に迷っている
- 再婚・年齢・将来の不安
つまり、「まだ結婚していない人」だけでなく、「結婚を考えている人すべて」に関係するテーマです。
誰に相談すべき?信頼できる相手の見つけ方
① 友人・家族に相談する
メリット: 気軽に話せる、心の支えになる
デメリット: 主観的な意見になりやすく、現実的なアドバイスが少ない
→ たとえば「まだ早いんじゃない?」という言葉も、悪気がないアドバイスです。
しかし、あなたの本音や状況までは理解していないこともあります。
② 結婚相談所・婚活アドバイザーに相談する
メリット: 客観的・データに基づいた提案がもらえる
デメリット: 費用が発生する、初対面に緊張する
→ 相談所では、プロフィール分析・成婚データをもとに、あなたに合う相手像を一緒に整理してくれます。
「結婚したい」気持ちを具体的に行動へつなげられる場です。
③ 占いやカウンセリングで心を整える
メリット: 自分の内面を整理できる
デメリット: 現実的な婚活ステップとは少し距離がある
→ 迷いや不安を抱えているとき、まず心を落ち着かせるために「スピリチュアル相談」や「心理カウンセリング」を利用するのも効果的です。
そこから現実的な婚活にシフトしていく人も多くいます。
結婚相談をうまく進める3つのコツ
1. 「何に悩んでいるか」を言葉にする
漠然と「結婚したい」では、相談相手もアドバイスしにくいもの。
「出会いが少ない」「理想が高い気がする」「親との関係が不安」など、テーマを一つに絞ることが効果的です。
2. 比較より「自分軸」を大切にする
他人の結婚やSNSの幸せ投稿を見て焦ると、判断を誤ります。
相談の場では「あなたがどう生きたいか」を軸に話しましょう。
→ 婚活アドバイザーにとっても、その情報が具体的な提案につながります。
3. 相談したら「小さく行動してみる」
話して終わりでは意味がありません。
相談後は、
- 一度お見合いを申し込んでみる
- 新しい出会いの場に参加してみる
- プロフィール写真を更新してみる
など、小さな行動変化を積み重ねましょう。
それが、結婚に近づく確実な一歩になります。
プロがすすめる「相談のはじめ方」
初めて相談する場合は、以下のように進めるのがおすすめです。
- まずは無料カウンセリングを受ける(大手相談所では必ず実施)
- 担当者との相性を見る(押しつけ感がないか確認)
- 話してみて「この人になら任せられる」と思えたら、初めて入会を検討
婚活は“人と人との信頼”で進むもの。
データよりも、あなたが安心して話せる環境が大切です。
結婚相談は「弱さ」ではなく「強さ」の証
結婚について相談することは、決して恥ずかしいことではありません。
むしろそれは、「幸せになりたい」という意思を行動に変えた第一歩の証です。
誰かに相談することで、自分では見えなかった選択肢が広がります。
焦らず、自分のペースで“幸せの形”を見つけていきましょう。
✅ 参考・出典
- 日本結婚相談所連盟(IBJ)公式サイト
- パートナーエージェント「婚活白書2024」
- 厚生労働省「結婚と家族形成に関する意識調査(2023)」