はじめに
結婚相談所での婚活は、「出会い」から「仮交際」「真剣交際」と段階を踏んで進んできました。そしていよいよ最後の大きな山場――「プロポーズ」から「成婚退会」へとつながる時期を迎えます。
この段階は「ゴール」であると同時に、実は「新しいスタート」でもあります。成婚退会後は実際の結婚準備が始まり、両家への挨拶や婚約、結婚式、同居、生活設計など、現実的なステップが待っています。
そこで今回は、プロポーズを成功させるための準備や心構え、成婚退会までの流れ、そして退会後に注意すべきポイントを、婚活カウンセラーとしての豊富な経験をもとに詳しくお伝えします。
1. プロポーズは「結婚意思の確認」以上の意味がある
プロポーズの本質
結婚相談所におけるプロポーズは、単なる「結婚しよう」の言葉以上の意味を持ちます。
それは「これからの人生を共に歩む覚悟を示す」儀式であり、二人の関係をより強固にする瞬間です。
成婚退会との関係
多くの結婚相談所では、プロポーズの成功をもって「成婚」と定義し、その後に「成婚退会」となります。つまりプロポーズは、婚活のゴールラインであり、二人の新たな生活の出発点なのです。
2. プロポーズを成功させる準備
① タイミングの見極め
- 真剣交際から2〜3か月程度が目安
- 双方の結婚観や生活設計の話が済んでいるかどうかが重要
- 「まだ話し合いが足りない」と感じるなら急がないこと
② 場所とシチュエーション
プロポーズは思い出に残る瞬間です。必ずしも派手である必要はなく、二人にとって意味のある場所が望ましいです。
例:初デートの場所、よく行くレストラン、夜景が見える公園
③ 言葉の準備
「結婚してください」というシンプルな言葉で十分です。ただし、自分の気持ちや相手への想いを一言添えると感動は深まります。
3. プロポーズ成功事例
事例1:シンプルで誠実なプロポーズ
32歳男性と30歳女性のカップル。彼は夜景の見えるレストランで「これからもずっと一緒にいたい。結婚してください」とシンプルに伝えました。派手さはありませんでしたが、誠実さが女性の心を打ち、感動的な瞬間になりました。
事例2:思い出の場所でのプロポーズ
35歳男性と33歳女性。初デートで訪れた公園を再び訪れ、ベンチに座りながら「ここから始まった僕たちの時間を、これからも一緒に続けたい」と伝えました。女性は涙ぐみながら「はい」と答え、その場で婚約指輪を渡しました。
4. 成婚退会までの流れ
ステップ1:双方の意思確認
プロポーズが成功したら、二人で結婚の意思をしっかり確認します。
ステップ2:カウンセラーへの報告
結婚相談所のカウンセラーに「プロポーズが成功しました」と報告し、双方のカウンセラーが情報を共有します。
ステップ3:成婚退会の手続き
成婚料が発生する場合もあるため、退会の手続きは速やかに行いましょう。
5. 成婚退会後に待っていること
両家への挨拶
最初に行うべきは「両家への結婚の挨拶」です。ここをきちんとクリアすることで、結婚準備がスムーズに進みます。
婚約の準備
- 婚約指輪の購入
- 結納や顔合わせの有無
- 結婚式の日取りの検討
新生活設計
- 新居探し
- 家計管理の方法
- 生活リズムや家事分担の確認
6. 成婚退会後に注意したい落とし穴
① 結婚準備中のすれ違い
式場選びや費用分担などで揉めるカップルは少なくありません。真剣交際中に話していた内容を再確認しましょう。
② 両親・親族との価値観の違い
親世代の期待や意見が入ることで、二人の意見が揺らぐことがあります。あくまで「二人の結婚」であることを大切に。
③ スピード感のずれ
成婚退会後すぐに結婚したい人と、時間をかけたい人で意見が分かれることも。ここもきちんと話し合いが必要です。
7. 幸せな結婚生活を築くために
プロポーズから成婚退会までの流れは、婚活の集大成です。
ただし、成婚退会はあくまで「結婚準備のスタートライン」。ここからが本当のパートナーシップの始まりです。
- 感謝の言葉を忘れない
- 相手の意見に耳を傾ける
- 違いを尊重する
- 二人で未来を描く
これらを意識することで、幸せな結婚生活を築くことができます。
まとめ
プロポーズは「結婚の意思を形にする大切な瞬間」であり、成婚退会は「二人の新しい人生のスタート」です。
- プロポーズは誠実さと準備が大切
- 成婚退会後は現実的な結婚準備が待っている
- すれ違いを恐れず、話し合いを大切にする
結婚相談所での婚活は、多くの人が安心して結婚へと進むための道筋を用意しています。その集大成をしっかり乗り越え、あなたも「幸せ組」の夫婦として、新しい人生を歩み始めましょう。
ここまでこのシリーズブログをお読みいただき、ありがとうございました。
次回は総集編として【30代女性の婚活は「気づき」がカギ】をお届けしますね。