はじめに
結婚相談所で活動していると、「仮交際から真剣交際にどう進めればいいの?」という悩みを持つ方がとても多いです。
特に30代女性からは「相手といい感じなのに、なかなか真剣交際に進まない」「私からどう動けばいいのか分からない」という声をよく聞きます。
仮交際は「複数の人と同時進行OK」という段階であり、まだお互いに結婚を意識していない「友達以上恋人未満」の関係です。一方、真剣交際は「一人に絞り、結婚に向けて関係を深める」ステップ。ここをうまく進めることが、成婚への分岐点となります。
この記事では、仮交際から真剣交際へと発展させるために必要な考え方や行動、そして30代女性が押さえておくべきポイントを具体的な事例とともに紹介します。
1. 仮交際と真剣交際の違いを理解する
仮交際とは?
- 複数交際OK
- お互いを知るための期間
- 友達関係の延長線上で会う感覚
真剣交際とは?
- 一人に絞る
- 結婚を見据えて交際を深める
- 将来の生活や価値観を具体的に話し合う
まず大切なのは、「仮交際=まだ入口」であることを理解することです。ここで焦って「結婚の話」を詰めすぎると、相手にプレッシャーを与えてしまいます。
2. 仮交際で大切にしたい「3つの姿勢」
① 相手を「ジャッジ」するのではなく「知る」
「この人は結婚相手にふさわしいか?」と最初から判断しようとすると、相手の良さが見えにくくなります。仮交際では「相手を知る」姿勢で臨みましょう。
事例
32歳女性は、仮交際で相手の短所ばかりに目が行き「この人は違う」とすぐ終了してしまっていました。ところが「まず3回会って相手を知る」と意識したところ、短所が気にならなくなり、相手の誠実さに気づいて真剣交際に発展しました。
② 自分を素直に出す
「好かれたい」という気持ちから本音を隠すと、後から違和感が大きくなります。自然体で接することが、長期的な関係には欠かせません。
③ 連絡やデートは「心地よさ」を意識
仮交際で一番大事なのは「一緒にいて心地よいかどうか」。デートで盛り上がらなくても、「安心できる」「また会いたい」と思えれば合格です。
3. 距離を縮めるためのデートの工夫
仮交際から真剣交際に進むかどうかは、デートの過ごし方で決まると言っても過言ではありません。
初回デート
- 時間は2時間程度
- カフェやランチなど「軽め」でOK
- 深い話をするより「楽しい時間」を優先
2回目デート
- 少し長めに(半日程度)
- 映画・美術館・散策など会話が自然に生まれるシチュエーションを選ぶ
3回目デート以降
- ディナー・日帰り旅行など「非日常」を体験
- 価値観や将来像を少しずつ話す
事例
34歳女性は、1回目から「結婚の条件」を切り出してしまい相手が引いてしまうことが多かったのですが、2回目以降に少しずつ価値観の話を入れるようにしたところ、真剣交際に発展しました。
4. 真剣交際へ進むサインの見極め
「この人と真剣交際に進みたい」と思ったら、相手の気持ちも確認していく必要があります。
真剣交際に進むサイン
- デートの頻度が安定してきた(週1回以上)
- 将来の話が自然に出てくる
- 相手が自分の生活に合わせてくれるようになった
- 「一緒にいると落ち着く」と言われた
5. 真剣交際に進むための一言
真剣交際は、必ずしも相手から告白されるとは限りません。自分からきっかけを作るのも大切です。
伝え方の例
- 「最近ご一緒していて、すごく安心感があります」
- 「これからももっと会いたいなと思っています」
- 「私にとってすごく大切な存在になってきました」
こうした言葉を伝えることで、相手に「この人も真剣に考えてくれているんだ」と意識してもらえます。
6. 仮交際から真剣交際に進む人の共通点
- 焦らず時間をかける
- 相手を理解しようとする姿勢がある
- 本音を少しずつ出している
- 感謝や気遣いを欠かさない
まとめ
結婚相談所での婚活は「仮交際 → 真剣交際 → 成婚」という流れで進みます。
- 仮交際は「相手を知る」期間
- 距離を縮めるデートを重ねる
- 相手のサインを見極める
- 素直な気持ちを伝える
焦らず着実にステップを踏むことで、30代女性でもスムーズに真剣交際に進むことができます。
「自分が変われば、相手も変わる」――婚活は相手に求めるだけでなく、自分の姿勢を整えることが大切です。仮交際を丁寧に重ねることが、結婚というゴールへの一番の近道になるでしょう。
👉 次回は 「真剣交際の注意点と結婚までの進め方」 を記事化していきましょうか?