結婚した人のうち、1/3が離婚していると言われる今の時代。
それはそれで自由な社会になっているということの証だとは思います。
しかし、いまだに離婚報道が世間から受け入れられているのはまだ社会が成熟していないからなのでしょうか?
離婚を経験した私の学びからも、結婚する前にもっと自分たちのことをお互いに知っておくべきことがあるのでは?と感じています。
下記の文春オンラインさんの記事から離婚について考えてみたいと思います。
「週刊文春」が、離婚について事実確認を求めたところ、8月24日、蓮舫氏は取材に応じ、次のように説明した。
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-39836.html
「8月7日に離婚届を提出して受理されました。弁護士も入れず、円満な協議離婚です。
(理由は)シンプルに人生観の違いですね。彼は早稲田大学で講義を持ち、学生と地域を結ぶ教育をしています。いずれ地方に生活の拠点を移そうと考えていた。一方、私は東京が選挙区で、東京から日本を変えたいという考え」
離婚を切り出したのは蓮舫氏からだったという。
「子供たちが成人し、互いの将来を考えたとき、同じ籍にいる必要はないかな、と。息子の芸能活動が軌道にのり、娘の就職の内定が出たことが大きかった。今年春ごろから私の方から切り出して、話が整ったのがこのタイミングということ。2人でこの件で話したのは30分ずつ2回だけ。彼も私との価値観のズレはわかっていたから理解してくれました。
ただ、今も連絡を取り合うほど仲はいいです。籍を抜いただけなので、生活も心境も全く変わっていないんです」
お届けするのは大阪市西区の結婚相談所マナマナでカウンセラーをしています坂田芳弘です。
マナマナは7万名程度(2021年6月現在)の会員数を誇る日本結婚相談所連盟に所属しています。
大阪から全国へオンラインで活動を展開している成婚率が約40%の結婚相談所です。
結婚って価値観が同じじゃないとできないの?
人生観が違うとうことが離婚の原因のようですね。
人生観=人生に対する価値観ということだと思います。
この人生に対する価値観が同じでないと結婚できないのでしょうか?
極論かも知れませんが、人生に対する価値観なんてもとよりみんな異なっているのではないでしょうか?
つまり、その価値観が違うことを認め合うことが結婚の第一歩目なんだと思うのです。
よく聞く意見で「価値観が違うから結婚できない」のではなく、「異なる価値観を認められない」ので結婚できないのです。
結婚したのは「価値観が違うことを認めた」から。
100人の人がいたら100個の価値観がある。
全く同じ価値観の人なんていない。
この人の価値観は認められるなぁと思う人だから、それがリスペクトの気持ちになって一緒に人生を歩んでみたい!ってなるのです。
全く同じじゃないけど、ほぼ同じ方向を向いているなぁ、というのもありですよ!
でも、多くの場合は自分とは異なるところに新鮮味を感じるのではないでしょうか?
価値観が異なるところを認め合って、お相手をリスペクトするところに結婚する意味があるのだと思います。
本当の離婚原因はリスペクトできなくなったからでは?
今回の場合は20年以上経ってから「人生観が異なるから離婚します」って言うのですが、これまでその違いに気がつかなかったんでしょうか?
そんなはずはないですよねぇ!
恐らく、一緒に生活をするメリットがなくなったというのが離婚の理由だと思います。
でもそれは今に起こったことではなく、もっと早い段階でわかっていたのではないかと思います。
円満な協議離婚だとしたらお互いにそう感じていたと言うこと。
将来の方向性が違う、つまり地方に住むのか都会に住むのか?という点が大きな違いとしてあげられていますが、そんなことは大したことではないと思います。
今の時代、距離が少々離れていても、例えばそれが沖縄と北海道くらい離れていたとしても2-3時間で行き来できます。
将来の方向性が異なったとしても、それを認め合えるのならその違いを理解したい上でどうするのか?という選択肢は見つかるはず。
恐らく、二人の気持ちが通じ合わなくなったと言うことなのでしょう。
そしてそのことはお互いに早くから感じておられたのではないかと思います。
つまり、お互いにリスペクトできなくなったことがそもそもの原因なのです。
結婚生活は子供たちのため?
子供たちも大きくなったし、ってこれまで離婚しなかったのは子供のせいなんでしょうか?
そんなこと言われたら子供たちもたまりませんね。
私の最初の妻が家を出たのは息子が18歳になった時でした。
息子は荒れました。
家族がバラバラになるということは大きな犠牲が伴います。
でも、子供がいたから別れずにいたのなら、なぜ成人したからという理由だけで簡単に離婚できるのでしょう?
法律上の養育義務がなくなるから?
親子の人間関係ってそんな簡単に切れるものではなく、いや、切れませんよ。
これまで離婚しなかったことをお子さんのせいにするのはすんなりと受け入れるわけにはいきません。
離婚っていうのは確かに子供さんのことを考えなくてはならない場合もあるでしょうが、それも含めて自分たちの決断なのですから。
結婚生活は子供たちのためだけにあるのではありません。
家族がともに成長し、一緒に幸せになるためのものなのだと、離婚を経験した者の反省も込めて今はそう考えています。
籍を抜いただけの離婚?
これもよくわかりませんね。
籍を抜くってことが離婚なのに、「籍を抜いただけ」って言う表現で何を言いたかったのでしょうか?
それとも、形としての籍を抜いただけで、これからも生活は共にするとでも言いたいのでしょうか?
離婚したのですから籍を抜くのは当たりまえ。
一般的に籍を入れるか入れないかっていうのは遺産相続に関わることかと思いますが、今ではその点も変わってきていると思います。
あとは生涯を共にしたいと思う方が別に現れたからなのか?
多くの場合は後者の理由が大きいと思います。
ただお立場上、素直に言えないのかも知れませんね。
しかも相手が文春さんですからうかつなことが言えないというご事情もあるのでしょう。
離婚っていけないことですか?
ここで考えたいことは、離婚っていけないことなんでしょうか?
確かに離婚するよりはしないに越したことはありませんが・・・
一般的に「不幸なこと」と思われるので文春さんも取り上げるのでしょうね。
おそらく読者の方は不幸な情報を喜ばれるのでしょうから(特に有名人の方の)
今の時代、結婚した人の3組に1組は離婚する時代です。
何も恥ずべきことではないのです。
「こんな人と一緒にいたい!」と思って結婚してみたら実はそんな人ではなかった!
なんてこともありますよねぇ。
金銭的な理由で離婚される方もいらっしゃいますからね。
社会的に認められた手段なのです。
自分で決めた自分の人生です。
決して離婚は周囲の人を喜ばせるような「事件」ではありません。
自分の人生に自信を持ちましょう!
ここまで蓮舫さんの離婚報道に基づく私見を述べさせていただきました。
あなたはどう思われたでしょうか?
周りから祝福されて結婚した二人が離婚を決意するというのはすごい決断なのです。
だって結婚しているときよりも幸せにならなければ離婚する意味がないですもんね。
そんなすごい決断をする時には周囲の目が気になるもの。
そして普通はすごくエネルギーを消耗するものなのです。
それを周囲の見た目からすれば、「いとも簡単に」やってのけたこのご夫妻。
恐らく以前からそのようなお話はされていたのだろうと思います。
周囲の目を気にせずに行動された蓮舫さんご夫妻の勇気は素晴らしいと思います。
ここから学ぶことは、
「周囲の眼は気にせず、自分たちの思う通りに生きること」
です。
あなたも何か悩みがあるようでしたら、ホントウのご自分がどうしたいの?
ってご自身に問いかけてみてください!
あなたは思う通りの人生を歩んでいいのです。
自信を持って、あなたらしい人生を歩みましょう!
もし必要でしたら私どもの「恋愛結婚力診断」を受けてみてください。
お気軽に下記より無料相談にお問い合わせください。
では、また。